聖女は魔王のお世話係(下)
[著]小鳩子鈴 [画] 鈴ノ助
魔王の卵とリィエの恋の行く末は……
謎の襲撃者により意識を失ったリィエが目覚めたのは、ダレンの師匠である魔法使いの家であった。
襲撃の真相を知り魔法使いの家で身を隠すことにしたリィエは、ダレンとともに久しぶりに掃除や料理といった家事を楽しむことにする。
一方、リィエの捜索は王宮の人間たちにより懸命に行われていた。それだけではなく、魔王の卵を欲するものたちにとっても絶好の機会であった。
双方がリィエが身を隠す魔法使いの家へと殺到し、魔王の卵を巡る個々の思惑に巻き込まれていく。
そんななか、外界の騒がしさなど気にもせず、いよいよ魔王が誕生しようとしていた――。