生涯独身を決意しておりましたが、危ない男に捕まりました

[著]田山歩 [画]一花夜

男と女の過ちだけで終わらない愛のおいかけっこ物語!

侯爵家の三女として生まれたティナは政略の駒となる道を早々に諦め、王太子妃付きの侍女として生涯独身を貫く決意をしていた。
そんな中、職場の同僚と暑気払いに行った帰り、うっかり一夜の過ちを犯してしまう。
その時は頭が真っ白になったティナだったが、月日が流れると相手の顔も朧気となり過去の出来事の一つとなっていく。
すると王太子妃が西部へ視察に行くことが決まり、会議に同席していたティナは終わると視察へ共に同行する銀狼騎士団長へ挨拶をする。
騎士団長の隣にいる副団長のオイゲンがやたらとティナを見てきて不思議に思っていると、なんとこの男こそティナの一夜の過ちの相手だった!
結婚を迫るオイゲンとそれを断るティナ。
こうしてティナとオイゲンの愛の追いかけっこがはじまる……!