邪水神様に不味そうと言われた生け贄です

[著]関谷れい [画]saino

生け贄として捧げられた少女のシンデレラストーリー

顔に火傷の痕をもつ若汐(ルォシー)は、「水神様」を信仰する村に住んでいる。
何十年かに一度、水神様に生け贄を捧げなければならず若汐の妹が選ばれることに。
心優しい若汐は妹の代わりに生け贄となることを引き受け、ついには水神様の住む滝壺へと突き落とされてしまう。
目が覚めると不思議な空間が広がっており、どこからともなく男性の声が語りかけてきて…?
謎の声の正体は信仰する「水神様」本人で、彼曰く若汐は不味そうだからと贄として断られてしまう。
帰る家を無くした若汐は「美味しく」なるまで側に置いてほしいと、水神様と寝食を共にすることに──。
生贄から始まる二人の関係のその先は──