【魅了の魔眼】は危険だからと国外追放された伯爵霊嬢は招き人とともに魔族の国に拾われました(上)
2022年04月25日 | 小説
伯爵家令嬢のコニッシュ・スウは、生まれつき体が弱いこともあり引き篭りがちな少女である。
社交の場ではもちろんのこと、家族からも蔑ろにされる彼女は、存在感のなさから伯爵“霊”嬢と揶揄されていた。
そんな目立たないスウの持つ赤と青の瞳は、じつは人を魅了する力を秘めた魔眼であり、
このことから「魔瞳を使って王子殿下を籠絡しようとしている」という嫌疑をかけられ、
家人たちにより遠い魔人の国の森に捨てられてしまう。
見知らぬ森の川辺で自らの行く末を悲嘆していたスウは、意識を失い流されてきた青年を助けることになる。
青年を探していた魔人の国の住人・ミゲルに連れられ、魔人の国へ行くことになったスウ。
彼女はそこで、人間の国で教えられきたものとはまったく違う魔人の国の実情に驚きながらも、
スウを奇異な目で見る者がいない居心地の良さを感じはじめる。
ミゲルや川辺で助けた上坂心たちとともに魔人の国で暮らすなかで、
スウはここで生きていくことを決意するが……。
下巻は2022年5月5日発売です。
嫁いでみつけた! 異世界ポツンな一軒家~灰かぶりな旦那様との快適DIYライフ~
2022年04月18日 | 小説
継母に冷遇されてきた男爵令嬢のエイラ・クレシャスは、18歳になり厄介払いのように嫁へ出されることになる。
嫁ぐ相手のことも詳しく知らされず父親から渡された嫁ぎ先の地図には、
大きな湖の近くの山のど真ん中に赤いバツ印がされ、『赤い屋根』としか書かれていない。
周りには町や村どころか、道さえ通っていない場所が目的地のようだった。
侍女のジナとともに地図に従い悪路を進んでは、断崖絶壁を危機一髪で切り抜けて、獣が潜む藪を越える。
そうして山頂にたどり着いたエイラたちを待っていたのは……古びた一軒家。
そこに住む夫となる人は、腰の曲がったお爺さん!?
灰かぶりな青年ウィルのもとで暮らしはじめたエイラとジナは、日々の生活を快適にするために、
大工仕事をしてみたり、畑に種を撒いた野菜の世話をしたりと大奮闘。
色々とやることがある充実した毎日のなかで、気がつけばエイラはウィルに想いを寄せるのであったが……
竜騎士様のお世話係あるいはペット枠に納まったようです
2022年04月11日 | 小説
竜とともに生きる竜人のライラは唯一の肉親である父と共に暮らしていたが、
竜騎士である父・べリアは国を護る戦いなかで命を落としてしまう。
身寄りのないライラを不憫に思ったべリアの部下であるアルベルトのはからいにより、
ライラは竜騎士団の宿舎で働くことになる。
お世話係として頑張るライラだったが、
ある事情によりアルベルトからは可愛いペットだと思われている模様。
さらには、アルベルトの兄である国王もライラに興味を抱きはじめ……
※電子書籍版だけの書き下ろし番外編を収録しています。
乙女ゲームの設定で私に義弟なんていなかったはずだけど、トキメキ止まらないので悪役令嬢辞めて義弟に恋していいですか?
2022年04月05日 | 小説
ドハマりしていた乙女ゲームの悪役令嬢、クリスティア・セリンジャーに転生してしまった主人公。
クリスティアは突然異世界から現れたヒロインに婚約者を奪われるキャラである。
その結末は、嫉妬からヒロインに手を出してしまい、元婚約者に断罪されるという悲惨なもの。
前世のゲーム知識を活かして破滅ルートへのフラグをかわして生きるクリスティアだったが、
ウィリアムという少年が養子として引き取られてくるという、ゲームの設定にはなかった展開が発生する。
温かい家族のもと、仲の良いきょうだいとして成長していくクリスティアと義理の弟ウィリアム。
ウィリアムへのほのかな恋心に気づかないふりをして過ごすクリスティのもとに、
異世界からやってきたというアンナが訪れる。
どうやら彼女の狙いはウィリアムのようだけど……クリスティの運命は、ゲーム通りになってしまうのか!?
女騎士が美少年を育てた結果
2022年03月28日 | 小説
人並外れた剣技と魔法技術を持つ女騎士のマリアージュ。
そのずば抜けた力で国の窮地を救った彼女は《炎剣帝》の異名で知られ、
敵からは恐れられ国民からは崇拝される存在である。
英雄とされるマリアージュだったが、じつは無類の美形好きで
「美少年と美少女を育てたい」
という騎士らしかならぬ残念な夢があった。
功績により爵位を得た彼女は、この機会に恵まれない境遇にいたハーフエルフの少年・グランを養子にする。
見目美しいあるグランはまさにマリアージュの理想通りの美少年。
念願がかなって美少年を育てることになった彼女は、グランの一挙手一投足を愛でながら過ごすのだった。
少し変態的なマリアージュと、そんな彼女に呆れながら冷静にあしらうグランは、旅をしたり鍛錬したりと楽しい日々を過ごしていく。
そうするうちにグランも思春期を迎え、ついに好きな人ができたらしい……。
果たして相手は誰なのか!?
それを聞いたマリアージュは!?
最強女騎士による美少年の育成記―ー果たしてその結果は!?
荘園経営に夢中なので、花嫁候補からは除外してください(下)
2022年03月22日 | 小説
ライラからの祝福(キス)を巡るカールとアレクの馬追い対決は意外な結末で終わる。
祭りも終わって日常に戻ったライラだったが、本人の意に反して王太子妃候補からは外されない。
そのうちに『花嫁候補を辞退せよ』と書かれた脅迫の手紙までが届くようになるのだった。
そうしたなか、ついに事態は急展開を迎える。
楽しいはずの農作業の最中に、謎の集団から襲撃をうけるライラたち。
この場を救ったカールから、脅迫や襲撃についての意外な事実が告げられる。
それとともに明かされる、花嫁候補選定の真の目的とは?
舞台は王宮へと移り――農業令嬢ライラが社交界に乗り込むことに。
そこでライラを待っている人物とは?
花嫁候補選定から始まった、一連の騒動の結末は?
そしてなにより、気になるカールとの恋の行方は……。
※電子書籍版だけの書き下ろし番外編を収録しています。
荘園経営に夢中なので、花嫁候補からは除外してください(上)
2022年03月10日 | 小説
男爵家の令嬢・ライラは狭く厳しい自然環境の男爵領で、家族や領民たちと力を合わせ慎ましやかに暮らしていた。
そんなライラの楽しみは土いじりであり、温室をつくり作物の品種改良や栽培に励んでいた。
ところがある日、母方の祖父が有力貴族だということもあり、年頃のライラは王太子妃候補のひとりとして選ばれたことを知らされる。
そうこうするうちに、王子の代わりに王太子妃候補の検分役・カールが男爵領へとやってくるのだった。
王都から来たカールに対し、結婚よりも栽培と男爵領が大切なライラは、王太子妃候補から外されるように領地での令嬢なしからぬ生活を見せる。
しかし意外なことに、農業に理解がある彼は興味を示し、いつしかふたりは打ち解けていく。
ことある事にやってくるカールに対し、自らの気持ちに気づきはじめるライラ。
検分役といえ王子の側近であるカールと、貧乏な男爵家令嬢の自分では釣り合いがとれない。
ライラはカールへの想いを断ち切ろうとするのだけど……。
白薔薇姫にくちづけを~記憶喪失の吸血鬼姫は盾と王子に護られる~
2022年03月03日 | 小説
柔らかな風と小鳥のさえずりに誘われ目覚めた主人公――そこは見知らぬ場所だった。
それだけではなく、自分が誰かもわからない。主人公の側に居て目覚めを喜ぶ青年は彼女のことを姫と呼ぶが、一切の記憶がなかった。
青年はロアといい、彼女を守る盾だと紹介される。ロアから自分がロゼという名の姫で、三年も眠り続けていたことを知らされるのだった。
自らが吸血鬼であることも教えられ、ロゼは戸惑いながらも少しずつ状況を把握していく。
そんななか、ロゼたちのもとにアルバトーリア王国の第一王子・カルティオがやってくる。
ロアとカルティオはロゼのことを白薔薇姫と呼ぶ。その名が背負うものを知るとき、封印された記憶が明かされていく――。
この結婚は仮初です
2022年02月24日 | 小説
没落貴族の令嬢という経済的な事情により、魔法を学びたいという夢が破れたメイル・アリーデは、
乞われるがままに公爵家の令息・ガイアス・フォーゼンと結婚をする。
無表情で不愛想なガイアスは、結婚式の日でさえメイルへまともに話しかけてくることもなく、
これからのことを考えると彼女はため息が出るばかりだった。
一方のガイアスも、過去のある出来事により、他人と言葉を交して心を開くことが苦手になっていた。
想いを上手く伝えられないふたりだったが、ともに魔法に対する深い興味という共通項があった。
夫婦というよりも、魔法の師弟として距離を縮めていくふたり。
そんななか、ガイアスの元に忘れようとしていた過去が舞い戻ってきて――。
旦那様から逃げるだけの簡単なお仕事です!
2022年02月17日 | 小説
これといった取柄もない中流貴族の娘である円 夏蓮。
そんな平凡な彼女がある日突然、第三皇子から正妃として指名されることに。
会ったこともない第三皇子への輿入れに戸惑いながらも、
無事に後宮入りを果たした彼女のもとへ、数か月経ってもなぜか第三皇子は会いに来ない。
後宮での生活は快適ながらも、第三皇子の意図がわからずもやもやしていた夏蓮は、
ひょんなことから第三皇子と出会わすのだが、拗ねか照れか逃げだしてしまう――
でも、逃げても逃げても第三皇子はグイグイきて……。
「お前の嫉妬に耐えられない」と婚約破棄された令嬢の医療革命
2022年02月10日 | 小説
「お前の嫉妬に耐えられない」――身勝手な理由で婚約破棄された子爵令嬢のサクラ・オーラル。
彼女は癒しの魔術の力を買われ宮廷魔術師として働くことになる。
癒しの魔術の力と医学の知識があれば、より多くの人を助けられるという信念を持つサクラにとって、
魔術と医学の研究ができる王宮はまさに天国! 忙しく働きながらも充実した日々を送っていた。
楽しいながらも、宮廷魔術師に依頼される治療の内容は、これまでよりはるかに難しいものばかり。
ときに失敗し、救えなかった命への後悔にさいなまれながらも、前を向き仕事に取り組むサクラ。
彼女は今日も、騎士団のイケメン副団長ライムントとともに命を救うため奔走する――。
婚約破棄が前提の偽の婚約者を演じることになったので精一杯嫌われようと思います!
2022年02月03日 | 小説
公爵令嬢フィオナの侍女であるアリシアには秘密があった。
社交界が嫌いなフィオナに頼まれるがままに、フィオナの替え玉としてパーティに参加していたのだ。
それだけならまだしも、アリシアをフィオナだと思っている公爵の令息クライヴから婚約を願われてしまうのだった。
困った状況になったアリシアは、返答の期限である建国祭の日までにクライヴから婚約破棄されようと決意する。
ランデブーの場でクライヴから嫌われようと振る舞うアリシアだったが、クライヴは一向にアリシアを嫌う気配がない。
逆にアリシアが、クライヴの人柄を知り惹かれていってしまうのだった。
そんななか、アリシアがフィオナの替え玉であること知る人物も現れ――。
【魅了の魔眼】は危険だからと国外追放された伯爵霊嬢は招き人とともに魔族の国に拾われました(上)
2022年04月25日 | 小説
伯爵家令嬢のコニッシュ・スウは、生まれつき体が弱いこともあり引き篭りがちな少女である。
社交の場ではもちろんのこと、家族からも蔑ろにされる彼女は、存在感のなさから伯爵“霊”嬢と揶揄されていた。
そんな目立たないスウの持つ赤と青の瞳は、じつは人を魅了する力を秘めた魔眼であり、
このことから「魔瞳を使って王子殿下を籠絡しようとしている」という嫌疑をかけられ、
家人たちにより遠い魔人の国の森に捨てられてしまう。
見知らぬ森の川辺で自らの行く末を悲嘆していたスウは、意識を失い流されてきた青年を助けることになる。
青年を探していた魔人の国の住人・ミゲルに連れられ、魔人の国へ行くことになったスウ。
彼女はそこで、人間の国で教えられきたものとはまったく違う魔人の国の実情に驚きながらも、
スウを奇異な目で見る者がいない居心地の良さを感じはじめる。
ミゲルや川辺で助けた上坂心たちとともに魔人の国で暮らすなかで、
スウはここで生きていくことを決意するが……。
下巻は2022年5月5日発売です。
嫁いでみつけた! 異世界ポツンな一軒家~灰かぶりな旦那様との快適DIYライフ~
2022年04月18日 | 小説
継母に冷遇されてきた男爵令嬢のエイラ・クレシャスは、18歳になり厄介払いのように嫁へ出されることになる。
嫁ぐ相手のことも詳しく知らされず父親から渡された嫁ぎ先の地図には、
大きな湖の近くの山のど真ん中に赤いバツ印がされ、『赤い屋根』としか書かれていない。
周りには町や村どころか、道さえ通っていない場所が目的地のようだった。
侍女のジナとともに地図に従い悪路を進んでは、断崖絶壁を危機一髪で切り抜けて、獣が潜む藪を越える。
そうして山頂にたどり着いたエイラたちを待っていたのは……古びた一軒家。
そこに住む夫となる人は、腰の曲がったお爺さん!?
灰かぶりな青年ウィルのもとで暮らしはじめたエイラとジナは、日々の生活を快適にするために、
大工仕事をしてみたり、畑に種を撒いた野菜の世話をしたりと大奮闘。
色々とやることがある充実した毎日のなかで、気がつけばエイラはウィルに想いを寄せるのであったが……
竜騎士様のお世話係あるいはペット枠に納まったようです
2022年04月11日 | 小説
竜とともに生きる竜人のライラは唯一の肉親である父と共に暮らしていたが、
竜騎士である父・べリアは国を護る戦いなかで命を落としてしまう。
身寄りのないライラを不憫に思ったべリアの部下であるアルベルトのはからいにより、
ライラは竜騎士団の宿舎で働くことになる。
お世話係として頑張るライラだったが、
ある事情によりアルベルトからは可愛いペットだと思われている模様。
さらには、アルベルトの兄である国王もライラに興味を抱きはじめ……
※電子書籍版だけの書き下ろし番外編を収録しています。
乙女ゲームの設定で私に義弟なんていなかったはずだけど、トキメキ止まらないので悪役令嬢辞めて義弟に恋していいですか?
2022年04月05日 | 小説
ドハマりしていた乙女ゲームの悪役令嬢、クリスティア・セリンジャーに転生してしまった主人公。
クリスティアは突然異世界から現れたヒロインに婚約者を奪われるキャラである。
その結末は、嫉妬からヒロインに手を出してしまい、元婚約者に断罪されるという悲惨なもの。
前世のゲーム知識を活かして破滅ルートへのフラグをかわして生きるクリスティアだったが、
ウィリアムという少年が養子として引き取られてくるという、ゲームの設定にはなかった展開が発生する。
温かい家族のもと、仲の良いきょうだいとして成長していくクリスティアと義理の弟ウィリアム。
ウィリアムへのほのかな恋心に気づかないふりをして過ごすクリスティのもとに、
異世界からやってきたというアンナが訪れる。
どうやら彼女の狙いはウィリアムのようだけど……クリスティの運命は、ゲーム通りになってしまうのか!?
女騎士が美少年を育てた結果
2022年03月28日 | 小説
人並外れた剣技と魔法技術を持つ女騎士のマリアージュ。
そのずば抜けた力で国の窮地を救った彼女は《炎剣帝》の異名で知られ、
敵からは恐れられ国民からは崇拝される存在である。
英雄とされるマリアージュだったが、じつは無類の美形好きで
「美少年と美少女を育てたい」
という騎士らしかならぬ残念な夢があった。
功績により爵位を得た彼女は、この機会に恵まれない境遇にいたハーフエルフの少年・グランを養子にする。
見目美しいあるグランはまさにマリアージュの理想通りの美少年。
念願がかなって美少年を育てることになった彼女は、グランの一挙手一投足を愛でながら過ごすのだった。
少し変態的なマリアージュと、そんな彼女に呆れながら冷静にあしらうグランは、旅をしたり鍛錬したりと楽しい日々を過ごしていく。
そうするうちにグランも思春期を迎え、ついに好きな人ができたらしい……。
果たして相手は誰なのか!?
それを聞いたマリアージュは!?
最強女騎士による美少年の育成記―ー果たしてその結果は!?
荘園経営に夢中なので、花嫁候補からは除外してください(下)
2022年03月22日 | 小説
ライラからの祝福(キス)を巡るカールとアレクの馬追い対決は意外な結末で終わる。
祭りも終わって日常に戻ったライラだったが、本人の意に反して王太子妃候補からは外されない。
そのうちに『花嫁候補を辞退せよ』と書かれた脅迫の手紙までが届くようになるのだった。
そうしたなか、ついに事態は急展開を迎える。
楽しいはずの農作業の最中に、謎の集団から襲撃をうけるライラたち。
この場を救ったカールから、脅迫や襲撃についての意外な事実が告げられる。
それとともに明かされる、花嫁候補選定の真の目的とは?
舞台は王宮へと移り――農業令嬢ライラが社交界に乗り込むことに。
そこでライラを待っている人物とは?
花嫁候補選定から始まった、一連の騒動の結末は?
そしてなにより、気になるカールとの恋の行方は……。
※電子書籍版だけの書き下ろし番外編を収録しています。
荘園経営に夢中なので、花嫁候補からは除外してください(上)
2022年03月10日 | 小説
男爵家の令嬢・ライラは狭く厳しい自然環境の男爵領で、家族や領民たちと力を合わせ慎ましやかに暮らしていた。
そんなライラの楽しみは土いじりであり、温室をつくり作物の品種改良や栽培に励んでいた。
ところがある日、母方の祖父が有力貴族だということもあり、年頃のライラは王太子妃候補のひとりとして選ばれたことを知らされる。
そうこうするうちに、王子の代わりに王太子妃候補の検分役・カールが男爵領へとやってくるのだった。
王都から来たカールに対し、結婚よりも栽培と男爵領が大切なライラは、王太子妃候補から外されるように領地での令嬢なしからぬ生活を見せる。
しかし意外なことに、農業に理解がある彼は興味を示し、いつしかふたりは打ち解けていく。
ことある事にやってくるカールに対し、自らの気持ちに気づきはじめるライラ。
検分役といえ王子の側近であるカールと、貧乏な男爵家令嬢の自分では釣り合いがとれない。
ライラはカールへの想いを断ち切ろうとするのだけど……。
白薔薇姫にくちづけを~記憶喪失の吸血鬼姫は盾と王子に護られる~
2022年03月03日 | 小説
柔らかな風と小鳥のさえずりに誘われ目覚めた主人公――そこは見知らぬ場所だった。
それだけではなく、自分が誰かもわからない。主人公の側に居て目覚めを喜ぶ青年は彼女のことを姫と呼ぶが、一切の記憶がなかった。
青年はロアといい、彼女を守る盾だと紹介される。ロアから自分がロゼという名の姫で、三年も眠り続けていたことを知らされるのだった。
自らが吸血鬼であることも教えられ、ロゼは戸惑いながらも少しずつ状況を把握していく。
そんななか、ロゼたちのもとにアルバトーリア王国の第一王子・カルティオがやってくる。
ロアとカルティオはロゼのことを白薔薇姫と呼ぶ。その名が背負うものを知るとき、封印された記憶が明かされていく――。
この結婚は仮初です
2022年02月24日 | 小説
没落貴族の令嬢という経済的な事情により、魔法を学びたいという夢が破れたメイル・アリーデは、
乞われるがままに公爵家の令息・ガイアス・フォーゼンと結婚をする。
無表情で不愛想なガイアスは、結婚式の日でさえメイルへまともに話しかけてくることもなく、
これからのことを考えると彼女はため息が出るばかりだった。
一方のガイアスも、過去のある出来事により、他人と言葉を交して心を開くことが苦手になっていた。
想いを上手く伝えられないふたりだったが、ともに魔法に対する深い興味という共通項があった。
夫婦というよりも、魔法の師弟として距離を縮めていくふたり。
そんななか、ガイアスの元に忘れようとしていた過去が舞い戻ってきて――。
旦那様から逃げるだけの簡単なお仕事です!
2022年02月17日 | 小説
これといった取柄もない中流貴族の娘である円 夏蓮。
そんな平凡な彼女がある日突然、第三皇子から正妃として指名されることに。
会ったこともない第三皇子への輿入れに戸惑いながらも、
無事に後宮入りを果たした彼女のもとへ、数か月経ってもなぜか第三皇子は会いに来ない。
後宮での生活は快適ながらも、第三皇子の意図がわからずもやもやしていた夏蓮は、
ひょんなことから第三皇子と出会わすのだが、拗ねか照れか逃げだしてしまう――
でも、逃げても逃げても第三皇子はグイグイきて……。
「お前の嫉妬に耐えられない」と婚約破棄された令嬢の医療革命
2022年02月10日 | 小説
「お前の嫉妬に耐えられない」――身勝手な理由で婚約破棄された子爵令嬢のサクラ・オーラル。
彼女は癒しの魔術の力を買われ宮廷魔術師として働くことになる。
癒しの魔術の力と医学の知識があれば、より多くの人を助けられるという信念を持つサクラにとって、
魔術と医学の研究ができる王宮はまさに天国! 忙しく働きながらも充実した日々を送っていた。
楽しいながらも、宮廷魔術師に依頼される治療の内容は、これまでよりはるかに難しいものばかり。
ときに失敗し、救えなかった命への後悔にさいなまれながらも、前を向き仕事に取り組むサクラ。
彼女は今日も、騎士団のイケメン副団長ライムントとともに命を救うため奔走する――。
婚約破棄が前提の偽の婚約者を演じることになったので精一杯嫌われようと思います!
2022年02月03日 | 小説
公爵令嬢フィオナの侍女であるアリシアには秘密があった。
社交界が嫌いなフィオナに頼まれるがままに、フィオナの替え玉としてパーティに参加していたのだ。
それだけならまだしも、アリシアをフィオナだと思っている公爵の令息クライヴから婚約を願われてしまうのだった。
困った状況になったアリシアは、返答の期限である建国祭の日までにクライヴから婚約破棄されようと決意する。
ランデブーの場でクライヴから嫌われようと振る舞うアリシアだったが、クライヴは一向にアリシアを嫌う気配がない。
逆にアリシアが、クライヴの人柄を知り惹かれていってしまうのだった。
そんななか、アリシアがフィオナの替え玉であること知る人物も現れ――。
【魅了の魔眼】は危険だからと国外追放された伯爵霊嬢は招き人とともに魔族の国に拾われました(上)
2022年04月25日 | 小説
伯爵家令嬢のコニッシュ・スウは、生まれつき体が弱いこともあり引き篭りがちな少女である。
社交の場ではもちろんのこと、家族からも蔑ろにされる彼女は、存在感のなさから伯爵“霊”嬢と揶揄されていた。
そんな目立たないスウの持つ赤と青の瞳は、じつは人を魅了する力を秘めた魔眼であり、
このことから「魔瞳を使って王子殿下を籠絡しようとしている」という嫌疑をかけられ、
家人たちにより遠い魔人の国の森に捨てられてしまう。
見知らぬ森の川辺で自らの行く末を悲嘆していたスウは、意識を失い流されてきた青年を助けることになる。
青年を探していた魔人の国の住人・ミゲルに連れられ、魔人の国へ行くことになったスウ。
彼女はそこで、人間の国で教えられきたものとはまったく違う魔人の国の実情に驚きながらも、
スウを奇異な目で見る者がいない居心地の良さを感じはじめる。
ミゲルや川辺で助けた上坂心たちとともに魔人の国で暮らすなかで、
スウはここで生きていくことを決意するが……。
下巻は2022年5月5日発売です。
嫁いでみつけた! 異世界ポツンな一軒家~灰かぶりな旦那様との快適DIYライフ~
2022年04月18日 | 小説
継母に冷遇されてきた男爵令嬢のエイラ・クレシャスは、18歳になり厄介払いのように嫁へ出されることになる。
嫁ぐ相手のことも詳しく知らされず父親から渡された嫁ぎ先の地図には、
大きな湖の近くの山のど真ん中に赤いバツ印がされ、『赤い屋根』としか書かれていない。
周りには町や村どころか、道さえ通っていない場所が目的地のようだった。
侍女のジナとともに地図に従い悪路を進んでは、断崖絶壁を危機一髪で切り抜けて、獣が潜む藪を越える。
そうして山頂にたどり着いたエイラたちを待っていたのは……古びた一軒家。
そこに住む夫となる人は、腰の曲がったお爺さん!?
灰かぶりな青年ウィルのもとで暮らしはじめたエイラとジナは、日々の生活を快適にするために、
大工仕事をしてみたり、畑に種を撒いた野菜の世話をしたりと大奮闘。
色々とやることがある充実した毎日のなかで、気がつけばエイラはウィルに想いを寄せるのであったが……
竜騎士様のお世話係あるいはペット枠に納まったようです
2022年04月11日 | 小説
竜とともに生きる竜人のライラは唯一の肉親である父と共に暮らしていたが、
竜騎士である父・べリアは国を護る戦いなかで命を落としてしまう。
身寄りのないライラを不憫に思ったべリアの部下であるアルベルトのはからいにより、
ライラは竜騎士団の宿舎で働くことになる。
お世話係として頑張るライラだったが、
ある事情によりアルベルトからは可愛いペットだと思われている模様。
さらには、アルベルトの兄である国王もライラに興味を抱きはじめ……
※電子書籍版だけの書き下ろし番外編を収録しています。
乙女ゲームの設定で私に義弟なんていなかったはずだけど、トキメキ止まらないので悪役令嬢辞めて義弟に恋していいですか?
2022年04月05日 | 小説
ドハマりしていた乙女ゲームの悪役令嬢、クリスティア・セリンジャーに転生してしまった主人公。
クリスティアは突然異世界から現れたヒロインに婚約者を奪われるキャラである。
その結末は、嫉妬からヒロインに手を出してしまい、元婚約者に断罪されるという悲惨なもの。
前世のゲーム知識を活かして破滅ルートへのフラグをかわして生きるクリスティアだったが、
ウィリアムという少年が養子として引き取られてくるという、ゲームの設定にはなかった展開が発生する。
温かい家族のもと、仲の良いきょうだいとして成長していくクリスティアと義理の弟ウィリアム。
ウィリアムへのほのかな恋心に気づかないふりをして過ごすクリスティのもとに、
異世界からやってきたというアンナが訪れる。
どうやら彼女の狙いはウィリアムのようだけど……クリスティの運命は、ゲーム通りになってしまうのか!?
女騎士が美少年を育てた結果
2022年03月28日 | 小説
人並外れた剣技と魔法技術を持つ女騎士のマリアージュ。
そのずば抜けた力で国の窮地を救った彼女は《炎剣帝》の異名で知られ、
敵からは恐れられ国民からは崇拝される存在である。
英雄とされるマリアージュだったが、じつは無類の美形好きで
「美少年と美少女を育てたい」
という騎士らしかならぬ残念な夢があった。
功績により爵位を得た彼女は、この機会に恵まれない境遇にいたハーフエルフの少年・グランを養子にする。
見目美しいあるグランはまさにマリアージュの理想通りの美少年。
念願がかなって美少年を育てることになった彼女は、グランの一挙手一投足を愛でながら過ごすのだった。
少し変態的なマリアージュと、そんな彼女に呆れながら冷静にあしらうグランは、旅をしたり鍛錬したりと楽しい日々を過ごしていく。
そうするうちにグランも思春期を迎え、ついに好きな人ができたらしい……。
果たして相手は誰なのか!?
それを聞いたマリアージュは!?
最強女騎士による美少年の育成記―ー果たしてその結果は!?
荘園経営に夢中なので、花嫁候補からは除外してください(下)
2022年03月22日 | 小説
ライラからの祝福(キス)を巡るカールとアレクの馬追い対決は意外な結末で終わる。
祭りも終わって日常に戻ったライラだったが、本人の意に反して王太子妃候補からは外されない。
そのうちに『花嫁候補を辞退せよ』と書かれた脅迫の手紙までが届くようになるのだった。
そうしたなか、ついに事態は急展開を迎える。
楽しいはずの農作業の最中に、謎の集団から襲撃をうけるライラたち。
この場を救ったカールから、脅迫や襲撃についての意外な事実が告げられる。
それとともに明かされる、花嫁候補選定の真の目的とは?
舞台は王宮へと移り――農業令嬢ライラが社交界に乗り込むことに。
そこでライラを待っている人物とは?
花嫁候補選定から始まった、一連の騒動の結末は?
そしてなにより、気になるカールとの恋の行方は……。
※電子書籍版だけの書き下ろし番外編を収録しています。
荘園経営に夢中なので、花嫁候補からは除外してください(上)
2022年03月10日 | 小説
男爵家の令嬢・ライラは狭く厳しい自然環境の男爵領で、家族や領民たちと力を合わせ慎ましやかに暮らしていた。
そんなライラの楽しみは土いじりであり、温室をつくり作物の品種改良や栽培に励んでいた。
ところがある日、母方の祖父が有力貴族だということもあり、年頃のライラは王太子妃候補のひとりとして選ばれたことを知らされる。
そうこうするうちに、王子の代わりに王太子妃候補の検分役・カールが男爵領へとやってくるのだった。
王都から来たカールに対し、結婚よりも栽培と男爵領が大切なライラは、王太子妃候補から外されるように領地での令嬢なしからぬ生活を見せる。
しかし意外なことに、農業に理解がある彼は興味を示し、いつしかふたりは打ち解けていく。
ことある事にやってくるカールに対し、自らの気持ちに気づきはじめるライラ。
検分役といえ王子の側近であるカールと、貧乏な男爵家令嬢の自分では釣り合いがとれない。
ライラはカールへの想いを断ち切ろうとするのだけど……。
白薔薇姫にくちづけを~記憶喪失の吸血鬼姫は盾と王子に護られる~
2022年03月03日 | 小説
柔らかな風と小鳥のさえずりに誘われ目覚めた主人公――そこは見知らぬ場所だった。
それだけではなく、自分が誰かもわからない。主人公の側に居て目覚めを喜ぶ青年は彼女のことを姫と呼ぶが、一切の記憶がなかった。
青年はロアといい、彼女を守る盾だと紹介される。ロアから自分がロゼという名の姫で、三年も眠り続けていたことを知らされるのだった。
自らが吸血鬼であることも教えられ、ロゼは戸惑いながらも少しずつ状況を把握していく。
そんななか、ロゼたちのもとにアルバトーリア王国の第一王子・カルティオがやってくる。
ロアとカルティオはロゼのことを白薔薇姫と呼ぶ。その名が背負うものを知るとき、封印された記憶が明かされていく――。
この結婚は仮初です
2022年02月24日 | 小説
没落貴族の令嬢という経済的な事情により、魔法を学びたいという夢が破れたメイル・アリーデは、
乞われるがままに公爵家の令息・ガイアス・フォーゼンと結婚をする。
無表情で不愛想なガイアスは、結婚式の日でさえメイルへまともに話しかけてくることもなく、
これからのことを考えると彼女はため息が出るばかりだった。
一方のガイアスも、過去のある出来事により、他人と言葉を交して心を開くことが苦手になっていた。
想いを上手く伝えられないふたりだったが、ともに魔法に対する深い興味という共通項があった。
夫婦というよりも、魔法の師弟として距離を縮めていくふたり。
そんななか、ガイアスの元に忘れようとしていた過去が舞い戻ってきて――。
旦那様から逃げるだけの簡単なお仕事です!
2022年02月17日 | 小説
これといった取柄もない中流貴族の娘である円 夏蓮。
そんな平凡な彼女がある日突然、第三皇子から正妃として指名されることに。
会ったこともない第三皇子への輿入れに戸惑いながらも、
無事に後宮入りを果たした彼女のもとへ、数か月経ってもなぜか第三皇子は会いに来ない。
後宮での生活は快適ながらも、第三皇子の意図がわからずもやもやしていた夏蓮は、
ひょんなことから第三皇子と出会わすのだが、拗ねか照れか逃げだしてしまう――
でも、逃げても逃げても第三皇子はグイグイきて……。
「お前の嫉妬に耐えられない」と婚約破棄された令嬢の医療革命
2022年02月10日 | 小説
「お前の嫉妬に耐えられない」――身勝手な理由で婚約破棄された子爵令嬢のサクラ・オーラル。
彼女は癒しの魔術の力を買われ宮廷魔術師として働くことになる。
癒しの魔術の力と医学の知識があれば、より多くの人を助けられるという信念を持つサクラにとって、
魔術と医学の研究ができる王宮はまさに天国! 忙しく働きながらも充実した日々を送っていた。
楽しいながらも、宮廷魔術師に依頼される治療の内容は、これまでよりはるかに難しいものばかり。
ときに失敗し、救えなかった命への後悔にさいなまれながらも、前を向き仕事に取り組むサクラ。
彼女は今日も、騎士団のイケメン副団長ライムントとともに命を救うため奔走する――。
婚約破棄が前提の偽の婚約者を演じることになったので精一杯嫌われようと思います!
2022年02月03日 | 小説
公爵令嬢フィオナの侍女であるアリシアには秘密があった。
社交界が嫌いなフィオナに頼まれるがままに、フィオナの替え玉としてパーティに参加していたのだ。
それだけならまだしも、アリシアをフィオナだと思っている公爵の令息クライヴから婚約を願われてしまうのだった。
困った状況になったアリシアは、返答の期限である建国祭の日までにクライヴから婚約破棄されようと決意する。
ランデブーの場でクライヴから嫌われようと振る舞うアリシアだったが、クライヴは一向にアリシアを嫌う気配がない。
逆にアリシアが、クライヴの人柄を知り惹かれていってしまうのだった。
そんななか、アリシアがフィオナの替え玉であること知る人物も現れ――。