とりかえ後宮造華伝

[著]紫水ゆきこ [画]夜市

孤児生まれの偽物妃が、後宮で皇帝陛下と出会い──?

琇家に仕える元孤児の使用人・彩花は、ひょんなことから瓜二つのお嬢さまである静花の代わりに後宮に行くことになる。

後宮といっても、皇帝陛下にほとんど会うことはない末端の下級妃であったため、役割である祭典用の花や献上用の野菜を栽培しながら穏やかな暮らしをしていた。

しかし突然、彩花の部屋に皇帝がやってきて……?

 聞けば、数百年に一度咲く宝花を切った犯人として、彩花が容疑にかけられているという。

疑い自体はすぐに晴れたが、彩花は平穏な生活を守るため、皇帝陛下に宝花を造花することを提案し──?

 

元孤児生まれの彩花が後宮の謎を解いていく、謎と陰謀とほのかな恋が紡ぐ中華ファンタジー!